R-3.4.2とRの今後

[ R ] [ ツール ] [ PC ] 2017/10/01

R-3.4.2のリリースとともにR-announceに流れてきた「15年もの長い間WindowsバイナリとRtoolsをメンテしてくれていたDr. Duncan Murdochの引退」は思った以上に大事になるかもしれない。

中澤先生が書かれているように、「Windowsユーザは次からはMicrosoft R Openを使うか自力でビルドせねばならない……かもしれない」となると、データの読み込みで躓くとか小さなレベルではなく、そもそもRを使い始めることができない人が多数出てくると予想される。もちろん、Microsoft R Openを使うという道は残されているのだけど、Duncan’s retirement: who’s taking over Rtools?にあるように、他のRとの違いがどんどんと大きくなっていくことも考えられる。自分だけなら、自力ビルド、もしくはUbuntuやMacへの移行でRの継続は無理ではないだろうけど、間口が狭くなってうまくいくことは何もないだろうから、ちょっと先が心配になってくる。