近況

21日～23日の3日間、福岡県立大学で、人類生態学の非常勤講師をやってきた。今まで、人類生態学と冠した講義はやったことがなかったので、ずいぶん緊張したし、準備もなかなかに大変だった。受講者数は残念ながら少なかったのだが、受講した人は、人類生態学自体や、人類学、社会学などに興味のある学生さんで、一つ一つのテーマに時間をかけながら進めることができたと思う（おかげで準備した内容の3割以上は残ってしまったけど）。

出張やら非常勤講師の事務手続きがなかなか馴染めない。なんとか覚えて、すっきり終わらせたいけど、都度都度時間がかかってしまう。半年もあれば慣れると思っていただけに、ちょっと誤算か。

佐世保校にてFD研修会に参加してきた。なぜに遠隔講義のシステムがあるのにバス移動が必要なのか…？それでも今年からは1日に短縮されてましになったらしい。研修自体は、自分が配属されたところが玉川学園のシステムの話で面白かった。同じことをやることは難しいだろうけど、同じ目的に対してどう対応するかは考えても良いと思う。日本の場合、高校までと大学からで、システムに大きな違いがあるから、その点について、少し慣れるための何かがあっても良いと思う。ただ、初年度教育で、「教養」という大きなものを賄うのはかなり厳しい気がする。少なくとも1年では無理でしょ。それ以外にも、国試を控える学部学科ではかなり厳しい現状も重なるよなぁと考えていると、そもそも4年間が短すぎるんじゃないかと思えてきた。

立命館大学歴史都市防災研究所にて、結核研究の打合せに参加してきた。かなり楽しい研究打合せで、その後の懇親会でも興味深い内容について議論できた。というか、議論の種を提供してもらった。まずは自分でできるところからタッチして、うまく研究に繋げていければ、AMEDの方にも貢献できるかも。

タイトル長。去年は参加できず、残念に思っていたが、今年のSummer boot camp of infectious disease modeling, 2017はお手伝いに行くことができた。しかし、全編英語はなかなかにキツい。初年度の受講者の圧倒的な熱意は別として（今まで貯まっていた熱意がまとまってぶつかってくる感じ）、今年も十分に熱いコースだったと思う。大学院生のお手伝いも多く、自分にできることが少し減った感じがするのが残念ではあるが、これからも続いて欲しいし、興味ある人にはお勧めし続けるだろう。